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当店は宮城県東松島市のお花屋さんです☆ダヨネ―((*゚艸゚)(゚艸゚*))―☆

松岡生花店(宮城県東松島市 花屋)ブログ

stream of conciousness

2011年03月07日 6:10 PM

 

 

日曜日

 

 

素敵な女性2人とドライブ

 

 

だが僕は運転してるわけではない

 

 

後部座席から ドライブを楽しんでいる

 

 

隣にいる女性と話をしながら

 

 

夕焼け染まる街の海沿いの道を風のように疾走するスポーツカー

 

 

グッドロケーションに恵まれ 車内の雰囲気は非常に良い

 

 

ただちょっとスピードを出しすぎなのが気にかかる

 

 

が 疾走感に身を委ねるのもたまには良い

 

 

海面の夕陽が美しく我々を包み込むような

 

 

神秘的な雰囲気

 

 

そんな折

 

 

突然迎えたヘアピンカーブで事件は起こる

 

 

スピードを出し気味だった運転の女性がハンドル操作を誤り

 

 

 

ガードレールを突き破り あっという間に車は海に転落した

 

 

 

キャーーーーーーーーーという悲鳴を聞くと同時に

 

 

車は一瞬で海水に侵され

 

 

パニックでどうしていいかわからないうちに

 

 

車は無惨にも一瞬で海底に向かい音もなく沈んでいった

 

 

息ができない…

 

 

死ぬ…死ぬ…死ぬ…

 

 

そんな意識に支配される中

 

 

やっとの思いでシートベルトを外し

 

 

完全に浸水し… 海底に向かい沈みゆく車のドアを思いっきり押した

 

 

重いドアはギリギリで自分の力でこじ開けることができた

 

 

ハヤク ダッシュツセネバ…

 

 

ドアから出ようと体を横向けた その時!!

 

 

ガッ!!!と後ろから腕を思いっきり捕まれた

 

 

おそらく…後部座席の隣に座ってた女性である

 

 

その極限での生命の力強さを感じるなんとも言えぬ感覚に 僕は動けなくなった

 

 

が 程なくその腕を掴む力がスーっと弱くなって するっと離れてしまった

 

 

それが意味するもの…

 

 

急に怖くなり…そして…パニックに陥った…もう何もわからない…

 

 

 

目をつむり 必死に上か下かもわからない 真っ黒な闇をただもがいた

 

 

意識が遠のく

 

 

遠のく…

 

 

遠のく…

 

 

 

 

ザバーーーーーーン!!

 

 

…………

 

 

肺の中に一気に広がる生への充足感…

 

頬に当たる冷たい潮風…

 

 

…………

 

 

自分は助かったのだ…

 

 

海辺まで命からがら辿り着き…

 

 

車が沈んだあたりを見渡す…

 

 

周りには人だかりができていた

 

 

女性達は………きっともう……

 

 

 

頭の中が真っ白になり 近くにあったセブンイレブンに向かった

 

 

その駐車場で

 

 

なんと運転していた女性が 大声で携帯片手に泣き喚きながら電話をしていた

 

 

先に脱出して助かっていたのである

 

 

その電話は母親が相手のようだ

 

 

「ワタシ…の車が…海に沈んじゃって…どうしよう…どうしよう…」

 

 

僕はただ遠くからずーーっとその光景を眺めていた

 

 

なんだかわからないけど 自分の存在を知らせてはいけない気がしたのだ

 

 

その見えない壁に押し出されるように 

 

 

それから…僕は街をフラフラと彷徨った

 

 

もう一度 事故現場に向かって歩いていた

 

 

その事故現場目前…いつも花の注文をくれるお得意様に偶然会った

 

 

「おにいちゃん 大変だったね!海に落ちたんだって!?

ところで1対3000円で花注文しておくから。ヨロシクね!!」

 

 

……マイドアリ。。。

 

 

その後。事故現場で〇〇ちゃんの安否を気遣った

 

自分に何があの時できたのか!?

 

どうして助けることができなかったのか!?

 

あのガッ!!と腕を捕まれた力強い感覚だけが

 

自分の心に強く突き刺さっているのだ

 

そう思うと。なぜ 自分がこうして生き残っているのか?!と猜疑心にかられてしまう

 

もはや存在意義すら見出せないまま

 

一生の消えない十字架を背負ったかの如く

 

心は暗く沈み そのドブ水のような心の中で…1対は絶対に届けなきゃ!という使命感とが混じり

 

それは今まで味わったことのない不思議な心模様となり

 

 

僕を再び…セブンイレブンへと向かわせる原動力となった

 

 

辿り着いたセブンイレブンで

 

バタバタと弁当コーナーに走り

 

『いくらご飯御膳 1220円』

 

 

という豪華な弁当の いくらご飯の部分だけ貪り食べた

 

すると 後ろから店長が声をかけてきた

 

 

店長「あなた!海に落ちた人だってねー!大変だったね。

そういえば。アナタの隣に乗ってた女の子。一足先に埼玉に帰ったってよー」

 

 

!!!!!!エッ(゚Д゚≡゚Д゚;)マヂ?

 

 

生きていた…

 

 

そうか…埼玉に帰ったのか…

 

 

って…なんでやねん!!!

 

 

と思いながらも全身の力が抜けると同時に

 

自分が『いくらご飯御膳』のいくらご飯部分だけを一心不乱に盗み食いしたことを恥じた

 

ご飯部分のない…そのいくらご飯御膳を会計しよう

 

 

おどおどレジに持っていき いくらご飯のとこだけ食べてすいませんでした…と店長に謝りをいれ

 

会計してくださいとお願いした…

 

店長は事情が事情だけにタダでいいから!と言ってくれた

 

心から嬉しかったが…どうしても自分に納得がいかないので

 

お金を払わせてください!と懇願し

 

そう…そこまで言うなら仕方ないね…じゃあ1220円ね。

 

はい。とお金を支払おうとポケットの財布を取り出そうとしたその時…

 

 

 

初めて…財布や携帯…すべてを失くしたことに気づいた

 

 

 

店長に強く払わせてください!!と言った手前。

 

 

あまりにショックで

 

 

僕はこのハッキリと内容を覚えてる夢の世界から飛び起きた

 

 

 

(゚д゚)

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“stream of conciousness”には4 個のコメントがあります。

  1. つたや✿ より:

    びっくり \(◎o◎)/!したぁ~
    結局は 夢 だったのですネ 小説を読んでるのかと思ったぐらい
    臨場感が 伝わってきました 

  2. でかい息子(B型) より:

    >つたやさま
    ビックリしました(ΦωΦ)フフフ…
    でかい息子さんもビックリしましたよ!

    なんせ財布がなかったんですからねぃ(←ソコ?)
    そうなんですよ!昨日見た夢の話だったんです☆

    緊迫の場面での1対3000円ってゆーのが
    また夢のミラクルなとこですよねぃ((*´∀`*))ヶラヶラ

  3. 32-168 佐藤 より:

    そのでかい息子さんのとなりに座ってた埼玉に帰った女子。。。たぶんそりゃあたしだな( ̄▽ ̄)

  4. でかい息子(B型) より:

    >32-168 佐藤さま
    埼玉に帰った!美女の佐藤さま!・:*:・:(*゚Д゚*)キタコレ:・:*:・
    そうだったんですか!!
    やはりそうだったんですか!(ΦωΦ)フフフ…

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